SATELLITE OFFICE 東邦ガス株式会社

“新型コロナ感染症対策と柔軟な働き方を実現”

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サテライトオフィス 名古屋三交ビル2階
ツドイコ名駅東カンファレンスセンター

東邦ガス株式会社

本社所在地
名古屋市熱田区
代表者
代表取締役 増田信之
従業員数
2,750人(2021年3月末現在)
事業内容
クリーンエネルギー・天然ガスの供給を柱として、地域のお客さまの「くらし」と「ビジネス」を支える事業を幅広く展開
URL
https://www.tohogas.co.jp/

サテライトオフィスの活用状況

貸会議室の1室を自社専用のサテライトオフィスとして使用。全社員が利用可能で、専用PCの貸出しにより、外出先からも気軽に利用できる。利用状況は、日によって差はあるものの、座席数に対して平均5~7割程度。サテライトオフィス活用により、場所に縛られない柔軟な働き方を促進している。

形態
専用型(貸会議室の一室をサテライトオフィスとして活用)
利用人数・頻度
平均座席使用率:5~7割/日
対象職種
全従業員を対象
利用開始時期
2020年10月
利用のきっかけ
新型コロナによる在宅推進
利用の効果
出社人数の抑制/生産性の向上(柔軟な働き方の実現)

企業担当者インタビュー

INTERVIEW

人事部 人事企画グループ
主任  脇田 英揮 様

サテライトオフィス導入のきっかけ、目的をお聞かせください。

 新型コロナ感染症の拡大を契機に、「出社人数の抑制(事務所内の「密」回避)」や「柔軟な働き方」の選択肢を広げることを目的として導入しました。
 利用用途は主に2つです。
 1点目は在宅勤務用の執務スペース。会社として在宅勤務を推奨する中で、自宅に十分な執務環境を確保できない社員にサテライトオフィスを活用してもらうことを想定しています。
 2点目はモバイルワークの推進。出張や外出の前後もしくは隙間時間での有効活用を想定しています。

導入の結果、どのような効果がありましたか。想定通りであったこと、想定通りいかなかったこと併せてお聞かせください。

 事務所内の「密」の回避、柔軟な働き方については、当初の目的通りの効果はあったと思います。様々な社員が業務都合等に合わせてサテライトオフィスを活用しており、柔軟な働き方が進んできているように感じます。
また、普段はなかなか顔を合わせる機会がない他部署の社員と同じ空間で仕事をすることで、新たなアイデアや交流が生まれるきっかけとなるような期待もあります。
 一方、想定通りいかなかったこととしては、貸出PCの管理運用です。PCの不具合や故障により、利用者の業務遂行に支障が生じるケースが何件かありました。ハード故障の場合は、取り替えのためにサテライトオフィスまで出向く必要があるなど、対応にどうしても時間がかかってしまいます。他の貸出PCに空きがある場合は、それを代用してもらうなどで対策しています。

導入・運営にあたって、工夫された点または留意しなければならない点についてお聞かせください。

 3点あります。
 1点目はセキュリティの担保。外部への情報漏洩を防止する観点から、サテライトオフィスは自社専用としました。貸出用のPCは社内システムへリモート接続する仕組みのため、端末本体にデータが保存されません。また、プリンタも設置しておらず、紙資料の紛失を防いでいます。
 2点目は労務管理。通常勤務や在宅勤務の場合も同様ですが、PCのログオン・ログオフ時刻を勤務管理システムへ自動反映する仕組みを取り入れており、労働時間を正確に把握することができます。また、始業・終業の所属長への連絡(電子メール、ビジネスチャット等)も必須としています。
 3点目は感染症対策の徹底。サテライトオフィス内の感染対策として、十分な座席距離と必要換気量の確保、手指消毒液の設置、使用座席や貸出用PCを消毒するための除菌シートの常備、利用者記録管理などを行っています。
 なお、サテライトオフィス導入に際しては、社内担当部門(セキュリティは情報システム部門、労務管理・感染症対策は人事部門)が主管となり、ルール整備等を行いました。

サテライトオフィスの今後の活用、展望があればお聞かせください。

 Web会議用の環境整備を検討しています。現在のサテライトオフィスは、一部屋を様々な部署の社員が利用しているため、Web会議など音に気を遣うとの声があがっています。防音ツールを設置するなど、より利用しやすい環境を検討していきたいと考えています。
 また、より多くの社員が利用できるよう、既存の自社施設を活用するなど拠点拡充も視野に入れています。

利用者インタビュー

INTERVIEW

企画部 制度企画グループ
    西川 直樹 様

サテライトオフィスで対応する業務はどのような内容ですか。

 在宅勤務の代わりとしてこちらのサテライトオフィスを利用しています。企画部に所属しており、資料作成や社内外とのWeb会議などがこちらでの主な業務であり、出社時と仕事内容はほとんど変わりません。コロナが収まっていたときは週1回くらいの利用でしたが、感染拡大時には週3~4回利用することもありました。

サテライトオフィスを利用することで効果があった、と感じられることがあればお聞かせください。

 在宅勤務よりも高い集中力を維持することが出来ます。また、スーツを着てPCに向かうため、気持ちが引き締まり、仕事のスイッチが入りやすいです。
 加えて、サテライトオフィスは終業時間が18:00と決まっているので、それまでに退社する必要があり、メリハリをつけた働き方を意識できるのも効果の一つかと思います。
 その他、自宅が近いこともあり、通勤時間の短縮、業務後の時間が有効活用できるなどの新たな意義が見出せたと感じます。

サテライトを利用することで支障を感じている点があればお聞かせください

 大きな支障というのはありませんが、現在のサテライトオフィスはひとつの部屋で他部署の方も利用しているため、Web会議などで声に気を遣うことはあります。
 その他、特に気になる点はなく、サテライトだから仕事がやりにくいということはないです。グループメンバーの顔が見えず、気軽な会話ができないという違いがありますが、業務に支障が出るということはありません。

サテライトオフィスの今後の活用、展望があればお聞かせください。

 弊社では、サテライトオフィスは昨年度から取組を始めていますが、今後も継続してほしいと思います。さらには、拠点を増やしていくような活動も検討いただきたいと思っています。働き方に対する社会の考え方も近年大きく変わっていると思うので、それにあわせて変革していくことを望みます。

利用者インタビュー

INTERVIEW

都市エネルギー営業部
営業第一グループ
   半田 大祐 様

サテライトオフィスで対応する業務はどのような内容ですか。

 モバイルワークの拠点として、お客さま先への訪問前後や隙間の時間に立ち寄り、ルーチンワークやその日のうちに処理が必要な事務作業等を行っています。週1~2回ほど利用しています。

サテライトオフィスを利用することで効果があった、と感じられることがあればお聞かせください。

 移動時間の短縮が挙げられます。名駅・伏見が私の担当する営業エリアのため、事務所に戻るよりもサテライトオフィスを利用した方が効率的です。
 また、外出先でPCを使用するのはセキュリティ面や作業スペースの確保が懸念されますが、自社専用のサテライトオフィスのため、安心してPC作業に集中できます。

サテライトを利用することで支障を感じている点があればお聞かせください。

 テレワーク全般に言えることですが、他の社員とのコミュニケーションがややとりづらいと感じます。内線機能付きスマートフォンやメール、ビジネスチャットなど様々な連絡手段がありますが、対面でのコミュニケーションの方がこちらの意図が伝わりやすいと感じます。ツールを使い慣れていない側面もあるので、改善の余地はあると思います。
 また、サテライトオフィスではセキュリティの観点から資料印刷ができず、お客さま先への提案資料等は事前に準備しておく必要があります。しかし、お客さま側も電子データを望まれることが増えており、時代の変化と前向きに捉えています。

サテライトオフィスの今後の活用、展望があればお聞かせください。

 サテライトオフィスでは他部門の社員と同席することがあり、普段の職場とは違う刺激を受ける機会や、新たな気付きを得る場にもなると思います。
 また、各拠点にこのようなサテライトオフィスが増えれば、働き方の自由度もさらに高まるのではないかと思います。

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住所
愛知県名古屋市中村区名駅3丁目21-7  名古屋三交ビル2階 
ツドイコ名駅東カンファレンスセンター内
電話
052-581-0510
営業時間
9時~17時(土日祝日、年末年始(12/29~1/3)を除く)
メール
aichi-telework@pasona.co.jp